現在、高血圧になっている方が多くいるかと思われます。
高血圧は脳や心臓など様々な箇所の病気を引き起こしてしまう原因となるので気をつけなければいけません。
高血圧が引き起こす様々な疾患
具体的には動脈硬化や脳梗塞、脳出血、心筋梗塞、心不全などの命に関わる大きな病気のリスクを挙げることができます。
高血圧は50代以降の人が生じるイメージがありましたが、現在は30代や40代の約半数も高い数値になっていると言われています。
高血圧は食事が要因となっているケースがかなり多いので、食生活の見直しは絶対に必要です。
そこで、血圧を下げる食品や飲み物にはどういうものがあるのかについて見ていきます。
間食を控え、バランスのとれた食生活を
前提として、基本的な食生活のルールから見ていきます。
それは間食をなるべく控える、腹八分目を心がける、飲み会などで暴飲暴食をしない、栄養バランスの取れた食事をする、塩分摂取量に気をつける等になります。
どれも大事なポイントなので、守れていないという方は見直してください。
それでは具体的に何を摂るべきかについて説明していきます。
まず、野菜を1日350g以上摂ることになります。
小腸でコレステロールを吸収したり、食後の高血糖を抑える働きがある食物繊維を多く摂れますし、ビタミンやミネラル、カリウム、カルシウム、マグネシウムといった高血圧の予防・改善に高い効果が期待できるので、摂らないのは絶対にダメです。
ただ、野菜嫌いの方や1日350gはハードルが高いと感じている方には、青汁やサプリメントでも構いません。
ストレスに感じて他に問題が生じては本末転倒なので、自分に適した方法で摂取するようにしてください。
油や牛乳も種類を選んでみよう
また、食物油も血圧を下げる食品として挙げることができます。
大豆油や紅花油に含まれているリノール酸、えごま油などに含まれているリノレン酸は多価不飽和脂肪酸といい、血圧が低下するという調査結果が出ています。
さらにオリーブオイルやキャノーラ油には脳卒中や心筋梗塞のリスクを低下させる結果が出ているので積極的に食物油を使用するべきです。
飲み物は低脂肪乳をおすすめします。
カルシウムは骨を強くするだけでなく、血圧を調整する働きもあります。
普通の牛乳だとカロリーを摂り過ぎてしまう場合があるので、低脂肪乳がベストです。
これらの食品や飲み物を意識して摂るようにするだけでも、血圧を下げることが十分可能です。
適度な運動も大事ですが、食生活を見直すことからスタートしてください。