過眠症などの睡眠障害は自分だけでは改善しきれないため、病院を受診した方が早く改善することが可能です。原因によって治療方法が異なるため、受診する科も変わってきます。

病院は何科を受診するか

過眠症などの睡眠障害は、ほとんどの科で診察は可能です。
しかし、原因によって受診する科は、異なります。原因が最初から分かっている場合は、その原因を解決できる科を受診することになりますが、そうでない場合は、メンタルクリニックや精神科、心療内科などが無難です。

心配ごとやストレスなどを感じている場合には、メンタルクリニックなどの精神的な治療を得意とする科を受診することです。ただし、いびきや睡眠時無呼吸の疑いがある場合には、総合病院の睡眠外来などを受診した方が治療を進めやすくなります。

総合病院の睡眠外来の場合は、精神的なものも身体的なものが原因の場合でも取り扱っていることがあるため、事前に電話して確認しておくことです。

過眠症の治療方法

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過眠症は、日中に強い眠気が続き、覚醒の維持が困難な状態です。

過眠症を引き起こす原因には、様々なものがありますが、大きく分けて3つあり、脳の覚醒維持気機能が微弱なため引き起こされるナルコレプシー、睡眠時間が長く寝起きが非常に悪い特発性過眠症、10代に多い反復性過眠症があります。

根本的な原因究明はできていないため、病院を受診し、薬や生活改善アドバイスなどを受けながら徐々に改善していくことになります。
睡眠の質に問題があることが多いため、睡眠について見直すことになります。

睡眠障害を予防する方法

睡眠障害を予防するためには、何が原因かを知り、自分に合った対策を行うことが必要になります。睡眠障害はストレスや心配事、不安などの精神状態が原因になることも多いため、無理せずに自分と向き合うことが必要になります。

必要な睡眠時間は人によって違いがあり、短い時間でもよく眠れる人もいれば、長時間の睡眠でようやく寝た気になる人まで様々です。

予防のひとつは、睡眠の質をよくするためにリラックスすることです。
寝る前のぬるめの入浴や温かいミルクを飲むなど、精神的にリラックスすることで、安心した状態で睡眠できるようになります。

長時間寝ても足りないと感じる場合には、睡眠の質が悪いことが原因の場合もあるため、睡眠の質を上げるために寝る前にリラックスできるようにしたり、寝具などの睡眠環境を見直してみることも予防につながります。