最近は朝までぐっすり眠れない、夜中に何度も目が覚めてしまうという中途覚醒の悩みを持つ人は意外と多いようです。
途中で目覚めてしまうとその分だけ睡眠時間が減ってしまいますし、中途覚醒の悩みによって強いストレスを受けて更に眠りの質が悪化してしまう恐れもあります。

中途覚醒のメカニズム

メカニズムを見ていくと、人の睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があって眠りが浅くなるレム睡眠のタイミングで目が覚めてしまうことがあります。

時間から見ると、眠りについてから約3~4時間後にこのタイミングがやってくるのですが、眠りの周期というのは個人差がありますので人によって多少の差があります。

うつも原因の一つに

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体調が悪かったり何か悩みを抱えている時には一時的に中途覚醒の症状に陥ることがありますが、それ以外にもうつが大きな要因になりますので注意が必要です。

うつになるとかなりの確率で睡眠障害が発生し、なかなか寝付けない入眠障害や寝た後にすぐに起きてしまう中途覚醒、予定起床時間よりもかなり早い時間に目覚めてしまう早朝覚醒などが起こります。

うつの治療中の人は薬を処方されていることがほとんどですので、睡眠薬に対しても安易に導入してしまう傾向があります。確かに症状の酷い時には一時的に薬の力を頼るのも良いのですが、日常生活の中で眠りの質を高めるような対策もたくさんありますので、まずはそれを実践してみることが大切です。

再入眠に時間がかかる場合

再入眠に時間がかかる時には特に注意が必要です。
なかなか眠れないと睡眠時間が削られてしまうだけでなく精神的にも追い詰められてしまい、元々バランスを崩している部分に更にダメージを与えることになります。

睡眠障害の中では再入眠における障害は珍しくないのですが、それによって日中に眠気を感じて物事に集中できなかったり、体調が優れなくなって生活の質の影響を及ぼし始めたら早急な対策が必要です。

できることとしては、夜寝る前に神経を興奮させるようなテレビやゲームなどは避け、ゆったりとした気持ちで過ごすことが大切です。
また、覚醒効果のあるカフェインは摂らないようにし、寝る直前の運動も避けます。

ストレスの溜まりがちな人はリラックスできる空間作りやストレス発散法を見つけることも重要ですので、日頃から何か良い方法はないか考えておくことも重要です。頻尿や無呼吸症候群、喘息などの身体的要因によって睡眠障害が引き起こされることもあります。