年齢とともに老化は進むので、視力が落ちたり、物が歪んで見えるようになっても老化現象の1つだろうとそのままにしておくと、失明につながる恐ろしい状態になることがあるかもしれません。

加齢黄斑変性も老化現象の1つであり、そのままにしておくと失明につながる目の病気です。
ここでは、加齢黄斑変性になるとどのような症状が現れるのか、原因や治療法、予防について紹介します。

どのような症状が現れるのか

加齢黄斑変性症の初期は、物が歪んで見える、黒い点が見えるといった症状が現れます。
症状が片方の眼にしか現れなかった場合は、症状に気づくことが遅くなることが多く、両方の眼に症状が現れてから気づくということも少なくはありません。

中期になると、遠近感がつかめなくなることがあるので、転ぶことが多くなったり、青色が黄緑色に見えるようになることもあります。

さらに末期になると、視界の中心部にすっぽり穴があいたようになり、視力を失ってしまうことがあるので、症状に気づいたときは早めに治療を受けることが重要です。

原因や治療方法について

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加齢黄斑変性症は、加齢とともに発症率が高くなることから、黄斑部の老化現象が主な原因と言われています

しかし早い段階で発症することもあり、その原因は、スマートフォンやパソコン、テレビが受ける光刺激や紫外線、また、食生活や喫煙も原因になることがあります。

加齢黄斑変性症の治療方法としては、レーザー、薬物、放射線を使用した治療方法があります。これらの治療に合わせて食生活などの生活習慣を見直すことも重要です。

日常生活でできる予防方法

加齢黄斑変性の予防としては、まず、紫外線対策や光刺激に対する対策をしっかり行いましょう。日差しが強いときに長く外出をするときは、UV加工があるサングラスを利用したり、つばの広い帽子を被るなどして紫外線から眼を守りましょう。

スマートフォンやパソコンの長時間の利用はなるべく避け、仕事などで長時間の利用が必要なときは、途中に休憩をいれるなどして眼を休ませる時間を作りましょう。

抗酸化作用のあるルテインやビタミンA、ビタミンCは眼の病気を予防する効果があると言われているので、これらの成分が多く含まれている食品を積極的に摂取すると眼に良い効果を期待することができますが、摂取が難しいというときは、最近は、サプリメントも多く出ているので、サプリメントを利用してみてはいかがでしょうか。