最低血圧が高い状態というのは、心臓が拡張しているときの血圧で下の血圧とも表現されることがありますが、その発生原因はいくつか考えられます。
放置してしまうと血管に支障をきたしたり脳梗塞や心筋梗塞の心配もでてきますから早めに対応したほうが良いです。

動脈硬化が進んでいる可能性がある

血管が硬くなって収縮がスムーズにできなくなると、心臓が拡張して血液を送りだすときに血管が十分に広がらなくなることで最低血圧が高い状態が発生します。

動脈硬化になる可能性が高いのは、脂質や糖質のとりすぎや運動不足によるもの、喫煙や飲酒などがあります。
部分的に血管が狭まってしまう状態に至っているととても危険で、狭めている原因が血管プラークだといずれ血栓となって重篤な症状を起こすことが考えられます。

塩分を取りすぎて血中濃度が高くなると水分を補給して、血液内の濃度を薄めようとしますから、循環血液量が増えてしまう場合があります。
降圧利尿剤などを使用して、拡張期血圧を下げることで緩和できる場合があります。

最低血圧が高い場合には、血管を拡張させる薬を飲むことでも状態が緩和する場合もありますから、医師に相談しましょう。

生活習慣を改めるには常に意識することが大切

医師から運動や減塩、禁煙・禁酒を進められても実施することが少ないのは、これまで大丈夫だったという根拠のない自信やまだ悪化した状態じゃないという安心感を持っている人などが多いからです。

これまでの生活を変えることは大変ですし、面倒くさいことですが血圧が関わる病気は急に重症化する事が多いため、今から改善しないと命にかかわると強い意識を持つことが大切です。

最低血圧が高い場合、最高血圧が高いよりもどうしても楽観視してしまう人が多くなっていますが、どちらも血管に負担がかかっているのは同じ状態です。

血圧が高いまま運動を行うと危険な場合がありますから、医師の指示に従って取り入れることが大切です。
塩分が原因のときには、普段の食事にどれだけ塩が使われているかを把握することから始めましょう。

毎日血圧をはかることを習慣にして記録をつける

病院と家庭ではかる血圧に差が出るように、人は状況や疲労度等によって、1日の中でも血圧に大きな変化がでています。

いつも病院でしかはかったことがに人は、家庭でも最低血圧が高いかどうか調べるべきで、できれば朝起きたとき、夜寝る前の2回測るようにして、記録を付けていくと良いです。
生活改善の効果が出ているかも、記録を付けていると分かりやすくなります。