下の血圧が高いことで起こる病気は、いまだ解明されていない部分も多く、治療法も見つかっていないです。ですが、血圧計を測った時に表示される数値をみると、自分が今どのような状態であるのかを知ることが出来ます。今回は、下が高いとどのような影響が体に起こるのか、考えられる病気、症状をお伝えします。

血圧とは?

最高と最低の2種類からなります。
心臓から血液を送るときに、ぎゅっと伸縮して流す圧力を「収縮期血圧」、心臓内へ血液を溜めるために拡がる圧力を「拡張期血圧」と呼びます
基準値は、最高が140mmHg、最低が90mmHgとなっています。

下が高いと起こる原因は?

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下が高い人の原因とは、主に運動不足や肥満、過度の飲酒が挙げられます。
その他に、塩分の取りすぎ、コレステロールが増加することで起きる「ドロドロ血液」も要因となってきます。薬があるから大丈夫と、油断している方は要注意です。

薬には、主に血管を収縮させる、心拍数を下げる、血管を収縮させる交感神経を抑制する等の効果があります。上記にも記載しましたが、心臓に血液を溜めるときの圧力を言いますから、薬で作用されるものはないに等しいです。そのため、治療法は今のところないと言えます。

ですが、安心して下さい。
下が高いだけとなると、初期症状の可能性があります。危機感を感じて病院を受診し、生活習慣を改めることで、症状の進行を遅らせ、正常値に戻すこともできます。

下が高いだけと軽く考え、病院を受診することなく、生活習慣も改善しない方は一歩ずつ発症への道を歩んでいます。

考えられる病気、予防対策は?

考えられる病気は、心筋梗塞と狭心症です。心筋梗塞は、主に高血圧、動脈硬化、高コレステロール、糖尿病、肥満、喫煙が原因となります。高血圧の原因にも何点か当てはまるものもあります。狭心症もやはり、高血圧が原因で起こりやすくなります。

予防対策としては、食生活を改善することから始まります。
塩分を控えた食事と一緒に適度な運動を心掛けましょう。

おすすめの食材としては、納豆です。納豆に含まれる大豆イソフラボンの作用により、動脈硬化を抑制する働きがあります。また、ミネラルも豊富なため不足しがちな栄養素を補えます。
その他、玉ねぎ、にんにく、青魚、卵等たんぱく質を多く含む食材も予防が期待できます。

今から食生活を見直し、健康な体を心掛けましょう。また、日頃から計測することで、自分の数値をチェックすることも早期発見の方法と言えます。