年齢を重ねるとトイレが近くなる人がみえます。中には「年齢だから」で割り切る方も見えますが、まだ現役のサラリーマンなどは仕事中に頻繁にトイレに行くことが出来ないので、本当に困ることになります。
起きている間に排泄以外でトイレに行く回数が8回以上行く日が続くと頻尿の疑いがあります。疑われる病気は過活動膀胱があり、膀胱に尿が溜める量が少なくても尿意を覚えます。
薬で治す
過活動膀胱の原因は現在も判明してないので、薬物治療が中心になります。
主婦の方には水に触れるとトイレに行きたくなって、酷いケースではトイレ手前で尿失禁をしてしまう事があります。これも過活動膀胱の特徴になりますし、膀胱癌の疑いがあるため早急に泌尿器化の受診する必要があります。
女性は男性より尿道が短いため頻尿になりやすい事があります。
急にトイレに行く回数が増えてしまった増えてしまった場合は膀胱炎の疑いがありますので、早急にお近くの病院の受診が必要になります。
病原菌によって薬の服用期間が異なります。
炎症が治まれば頻尿もなくなります。
高齢の方の場合
高齢のご婦人には急にトイレに行きたくなり、トイレまで我慢できず失禁してしまう事があります。この症状も顕著なら泌尿器科の受診が必要になります。
高齢の男性の頻尿の原因に、前立腺肥大症があって排尿しても尿意が治まらずに、就寝時も3回以上もトイレに向かい、徐々に排尿の勢いが減っていく症状があります。酷いと排尿ができなくなる状態となって腎臓等にも影響が出てくるので泌尿器科に受診する必要があります。
前立腺肥大症の場合は手術すれば治まることも多いです。
過去に失禁の経験や長くトイレを我慢したことが脳に強く印象付けされている場合は、神経性の頻尿になる場合があります。不安を思い出して尿意が出やすい状況になります。神経性ですから不安が解消されると頻尿の症状が自然と解消される場合も多いです。
飲んでいる薬のチェックも必要です
受診時に薬を処方される場合が多いですが、他の薬が頻尿の原因になっている場合もありますので、お薬手帳を持参して主治医と相談する必要があります。場合によっては薬の飲み合わせの関係で、漢方薬を処方される場合があります。
漢方薬の場合は症状が緩和が見られるまで個人差があり、早い人だと数日で症状が緩和されますが、遅くても2週間は飲み続けないと症状の緩和に至らないことがあるので、長い目で飲み続けることが必要になります。基本的に漢方薬は病気でなく症状で処方されるので、同じ病気だから同じ漢方薬が適してるということはありません。