これまで全く問題なく眠れていたのに急に眠れなくなり、早朝・夜中に目が覚めてしまって眠れなくなったり、不眠症に悩まされるようになったという方は意外に多いのではないでしょうか。どうして不眠症になってしまいうのでしょうか。その解消法はどんなものがあるのでしょうか。

不眠症の原因

原因が解明されていないものも多いですが、不眠症とストレスをはじめとする精神的な要因は大きく関わりがあるようです。ストレスを解消したり適応すると、睡眠障害もなくなりますが、ストレスは楽しいことが原因で興奮して眠れなくなることも多いようです。
また健康状態による不眠や、薬物による不眠などもあります。

寝室の工夫

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眠るために重要となってくるのが寝室の工夫をすることです。
睡眠欲を起こさせるメラトニンという物質は、暗闇で分泌されやすいので部屋をしっかり暗くして眠ることが大事です。

寝室のカーテンを遮光カーテンにすると、光を遮ることができるので眠りやすい寝室に整えることができます。また部屋の色が青色や黄色、緑色だと心を落ち着けて入眠しやすくなります。
寝室のインテリアカラーをこのカラーに代えると、入眠しやすくなったりしますし、手軽に始められる寝室の工夫なのですぐに実践することができます。

そして、寝室は寝るためだけの部屋だという認識がとても大事です。ベッドの上でスマートフォンを触ったり本を読むなど目を使うような作業は行わないようにして、ベッドに入ったら寝るということを意識的に行っていくと体もベッドに入ったら寝るものだということを身に染みて覚えます

環境の見直しで不眠症を解消

パソコンやスマートフォンなどのIT機器からはブルーライトが発せられます。
このブルーライトは睡眠に大きな影響を与えるので、寝る前にみたりできないような環境にしておくとよいでしょう。

またできるだけ雑音を取り除くことも重要なポイントです。
アナログ時計の秒針が進む、チクタクチクタクという音が気になって眠れないという人は意外に多いのではないでしょうか。そういった方の場合はデジタル時計がお勧めです。

また、ヒーリング効果のある音楽を流して、眠りにつきやすい環境に整えることもお勧めです。精神のとても深い部分に落ち着きを与えてくれるので、睡眠の導入に役立ってくれます。

安易に睡眠導入剤を使用したりしなくても、まずはこういった眠るための環境を整備してみて、それでもダメなら少しずつ薬を飲むなどの対応が望ましいと言えます。