睡眠は十分にとったのに仕事に支障がでる睡魔が絶えず起こるという方は過眠症の疑いがあります。
過眠症とはどのような症状なのか、どの様な症状のパターンが当てはまるのでしょうか。

過眠症の症状とその内容について

仕事をばりばりこなしている真っ最中にいきなり睡魔に襲われて居眠りしてしまう。
しかも大切な会議中で緊張しているはずが何故いきなり寝てしまうのか。
これだけだと疲労や睡眠不足が原因だと考えられます。

しかしこれらの条件に当てはまらないのに何故かやたらと眠くなってしまうのは過眠症だというケースが考えられます。
ふとした居眠りの時間が数分ではなく異常なまでに長い場合は病気を疑った方が良いでしょう。

キャリアを積んでいるからこそ仕事に精を出す中高年の方ならこの病気にかかりやすいのでよりショックに感じます。
一体この病気の詳細や原因は何なのでしょう。

過眠症の定義とパターン

不眠症とは表裏一体であり世間認知度は不眠症に比べると低い為、認識や知識が足りなく悩んでいる方々はたくさんいます。
この症状は本来なら活動真っ最中に眠気が絶え間なく起こるケースが大半です。
睡眠はいつも十分とっている、夜中は普通に寝ている方ならこの異変を感じやすいでしょう。

この病気の定義は、一回の眠りが尋常でない程に長く何回も繰り返される。
一ヶ月以上この状態が続き、日常生活に支障をきたす程に苦痛を感じている
などが当てはまります。

異常状の種類はいくつかありますが、主に当てはまるのはナルコレプシーという症状です。
一日に何回も居眠りをしてしまい、その居眠りが一回につき数十分かかる、眠り始めたときや起きた時に幻覚が見えるなどのケースが当てはまります。

寝ている最中に金縛りにあったり、喜怒哀楽など感情の変化が起こった時になぜか脱力する事がある場合もこの病気である可能性があります。

他にも一回の居眠りが数時間かかってあまりにも長すぎる、一日における睡眠時間が15~18時間以上あるなどパターンは様々あります。

改善する方法は

まず眠る際に寝室の環境を整えましょう。
電気は消すか深夜灯にする、室内温度は寒すぎも暑すぎもなく季節に応じた平均的な温度にする。
もしあなたが寝る前にスマホやパソコンを長時間見ている場合は早めに切り上げるか一切見ない事をおすすめします。

スマートフォンやパソコンは就寝前に長く閲覧していると強い刺激が来るので安定した睡眠を妨げる原因になります。
これは不眠症の方にも同じことが言えます。

毎日の仕事に支障がでる過眠症は出来るだけ早く治したいでしょうが、焦ることによりストレスが溜まって逆に悪影響を及ぼすこともあります。
必要なら専門医への受診をしながらゆっくり背負わずに治していきましょう。