中高年の方がよく話題にすること、そのひとつが「夜、眠りにくくてきつい」と言う内容です。
この悩みは多くの方が抱えています。
しかし、眠れないことには翌日がとてもつらいですね。
では、何をすれば、深く質の良い眠りが得られるようになるのでしょうか?
中途覚醒とは?
「夜、眠りにくい」、それは『中途覚醒』と呼ばれる悩みだと言うことが多いです。
中途覚醒は、以下の3つの条件を満たすことが必要だとされている、不眠症状の一種。
その条件を挙げます。
1.眠りについても直ぐに目が覚めてしまう事がしばらく続いている
2.夜中に眠ると、再度なかなか寝付けない
3.上記の1.2.を満たしていて、その上で生活に支障や悩みが出ている
この3つを満たしている場合、中途覚醒への対策だったり、治療が必要になります。
それには、どう言った方法があるのでしょうか?
どうしたら眠れるようになるのか?
中途覚醒には、まず、精神的ストレスが原因となっている可能性があります。
これが眠りを妨げていると言うことです。
そのストレスをなくす、又は軽くする対策を見ていきましょう。
例としては、こう言ったものが挙げられます。
ご自分に合った方法を見つけてください。
・ぬるま湯に浸かってリラックスする
・アロマを焚いて気分を落ち着かせる
・寝る前にストレッチをして体をほぐす
・入眠しようとする際、静かな音楽を聴く
・意識的に身体の力を抜いて、全身の筋肉をほぐす
また、身体的ストレスが掛かっている為に、中途覚醒が生じていることもあります。
こちらはどう言った対策が出来るのでしょうか。
例を挙げましょう。
・悪い生活習慣を改善する
・病院で、思わしくない身体の部分の検査を受ける
・睡眠に有効な薬剤、サプリメントを利用する
中高年の方に知って頂きたいこと
「自分は眠れない人間なのだ」
「中高年だし、もう歳だから諦めよう」
そう思ってはいませんか?
人間は、本来休息が必要なものです。
そうしないと、当然のことながら、活動が出来なくなります。
よって、眠ることの出来ない人は居ないのです。
睡眠への認知を正しくすることによって、眠りの質や、睡眠時間を改善させられることが証明されています。
しかし、どうしても上に挙げた方法で、中途覚醒を改善出来ない場合もあるでしょう。
その時は、病院の睡眠外来、心療内科、精神科を受診してみてください。
あなたへと、適切な睡眠薬を処方して貰えることがあります。
現在、睡眠に関する研究は着実に進んでいます。
「夜、なかなか眠れない」中途覚醒は、「中高年特有の悩み」で無くなる日も近いのです。