中途覚醒とは何かというと、それは睡眠時中に何度も覚醒してしまう症状です。
睡眠障害の一つとして数えられていますが、睡眠時間に何度も目覚めてしまうからといって、必ずしも睡眠障害であるとは限らないのです。

色々ある睡眠障害

この睡眠障害の幅は広く、人によっては目覚めた直後にまたすぐに眠ってしまうケースや目覚めてしまうけど別に問題のないケースがあります。あるいは高齢者なら年齢にふさわしい睡眠に変化している兆しである可能性が十分ありえます。

つまり、軽症であれば病気ではないので治療の必要はないということです。逆に言えば、目覚めても一定時間起きている状態が続いてしまったり再び睡眠をするのが難しかったり等重度なケースかつ生活に悪影響を及ぼしている場合は治療すべき事態となっています。

治療方法の紹介

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その治療法は全部で5つです。

1つ目の方法はアルコールを摂取しないこととなります。
一般的に寝入りが良くなりそうなイメージのあるアルコールには確かに鎮静効果がありますが、眠りを浅くさせる効果もあるので逆に睡眠障害を重くさせてしまう可能性があるのです。

それどころか睡眠の質や健康を悪化させてしまいます。
なのでアルコールに頼る事はおすすめできません。

2つ目の方法は精神的なストレスからの解放です。
強いストレスを受けていると「交感神経」という緊張させる神経が興奮してしまい、リラックスする事ができなくなります。このストレスが緩和されない限り、浅い睡眠しか得られずに中途覚醒が発生するのです。

一番良い手段はストレスの原因をなくすことですが、現実的に難しいはずです。
その場合は寝る前に落ち着いた音楽を耳にしたりお湯にゆっくりと入ったり等、気分を落ち着かせる「副交感神経」を活性化させるような行動することをおすすめします。

副交感神経とは交感神経とは正反対の神経となるもので、リラックスさせる神経です。
この副交感神経が活性化されると、自律神経が落ち着いて眠りに入りやすくなります。

3つ目の方法は身体的なストレスの緩和です。
主に挙げられるストレスは頻繁にトイレに行きたくなる頻尿や皮膚のかゆみ、無呼吸が生じる睡眠時無呼吸症候群などです。
こうした身体的なものは病院で検査して適切な処置をしてもらうことが最善です。

4つ目の方法は生活習慣の改善です。
例えば日中に十分に身体を動かして適度な疲労を覚えることや寝る前にパソコンをしないことなど寝入りが良くなるような行動を心がけることをすることとなります。

そして5つ目の方法は睡眠薬の服用です。
睡眠薬と聞けば抵抗を覚える方もいますが、医師のもとで適切に服用すれば問題ありません。また最近の睡眠薬は質が良いので、アルコールよりも頼もしい存在といえます。

不眠の原因が重要

このように中途覚醒の治療法は様々です。
ですがまずは自分の不眠の原因を確かめることが肝要です。そのうえで治療法や改善策を試していくことが大切となります。