いくら多く眠ってもやたら眠くてしょうがない、しかしどれだけ長時間寝ても一向に眠気が収まる気配はないし悪化する一方だと悩んでいる方は数多くいます。
異常なまでに睡眠量が多かったり眠気が途絶えない方は過眠症と呼ばれる病気にかかっている可能性が極めて高く、更にこれはうつ病と繋がっているケースが多いのです。

どちらにしても専門医にかかり治療が必要となりますが、何故過眠症が起こるのか・その原因や症状を挙げていきます。

過眠症とうつ病は紙一重

うつ病にかかると睡眠障害を併発しやすくなります。
睡眠障害というと大抵は不眠症を想像しますが、その逆パターンもあります。

しかし不眠症に比べて認知度や知名度は低く、理解や知識がない方々からは「普段の生活がだらしないからだ」「単に眠いだけなら気合や根性でどうにかしろ」などと心無い言葉を投げられやすいので、それによってもともとはうつ病でなかった方が周囲から追い込まれて本当にその病気になってしまう事もたびたびあります。

睡眠障害の9割は不眠症なので、その他1割は認識されにくいといった事実もありますが実際に病気になってしまった方は辛いものがあります。

過眠症の始まりは

ノイローゼ気味の方が寝起きの朝にかかりやすい「起きられない、まだ眠り足りない」という症状。
これは普段の寝不足やストレスなどで頻繁に起こるのでたまに起こる現象か病気なのか判断しにくいという難点があります。

実際に病気ではなかったとしても精神的に相当追い込まれている危険も危惧されるので病院に行って診察をしてもらう事をおすすめします。

病気だったと判明した場合は勿論ですが、病気と通常のはざまに位置するグレーゾーンの状態だった方は治療を受ける事により、メンタルヘルスに特化した相談を受けたり効果がある服薬による安心感を得られて早めに予防できる事が可能だからです。

病気とまでいかなくても、病気ではないのに会社を休むわけにはいかないという責任感やプレッシャーに押しつぶされて精神的にやられて蓄積されたストレスが爆発してうつ病を引き起こす事は珍しくありません。
特に働き盛りの管理職に就いているキャリアのある方なら尚更でしょう。

過眠症の治療とその方法

あきらかに過眠症だと思われる症状か、その疑いが強いと判断した場合はすぐに病院に受診して治療をすることが先決です。
それに伴い、家族や信頼できる友人などに打ち明けて抱え込んでいた悩みや鬱憤を発散させることでかなりストレスを軽減できます。

専門医での治療も大切ですが、まずは自分の健康状態確認や周囲への理解をはっきりさせる事が病気改善への一歩になります。